ネズミの心臓

白い兎はみだらで自堕落

深夜三時に宇宙と交信

今、夜中の三時、お酒を飲んで唐揚げを食べながらこれを書いています。お酒を飲むと筆が進む気がする。何でだろう。私だけなのかな。

男の人が怖い時期もあったけど、今こういう生活を送っていることを考えると、思えば遠くに来たものだという感じです。でもやっぱり、下半身でしかものを考えられない男性(全ての男性がそうというわけではないよ)のことは見下してしまいます。態度には出さないけど。

だから、そういう男の人に会うときは、普段ならしないような女の子らしい恰好をして、かわいいピンクの口紅を塗り、安物の下着をつけていきます。そして香水の代わりにヘアコロンを。私は安い女だから、こうして安い女になるのです。ヴィヴィアンウエストウッドが好きで、暗い色の口紅ばかり塗り、ルタンスやゲランの香水をつける私はどこにも居ません。高い下着なんて絶対に身につけない。男の人は繊細なレースも、刺繍も、私の矜持や心意気も、何もかも無視してそれを剥ぎ取ってしまうから。御しやすそうな女の子を演じることは、私にできる、男の人に対する最大の侮辱です。本当の私はそこには居ないのに馬鹿みたいだねと言って嘲笑うのが楽しみなの。こう書くと、男の人が嫌いみたいだね。そんなことないよ。

私は男の人も女の人も好きです。女の人を好きなのは一過性の病みたいなものだと思ってたけど、そんなことなかった。若しくは病の症状がまだ続いているのかもしれない。同性に恋するというのは、全然ロマンチックで素敵なことなんかじゃない。泥の中で足を引っ張られながらもがくような、苦しいものです。漫画や小説の中ではその苦しみさえも甘美なものとして描かれてしまうけれど、泥に塗れた私の姿は醜かった。同性への恋は、異性への恋と同じように滑稽で馬鹿馬鹿しいものだと思います。性別に関係なく好きになった人が好きなのだと思うことで私は大分救われました。でも時々、「女の人を好きな私」「男の人を好きな私」のことを考えて胸が苦しくなるの。私は誰を好きになって、どう生きればいいんだろう。

お酒も飲み終わったしそろそろ寝るね。おやすみなさい。